「ひっ、ぐっ・・・うっ、うぅっ」

数回に渡って寸止めさせられてきた精液は、勃起が突き上げたスーツの先端を
まるで布地越しとは思えない勢いで突き抜けた。

白い筋が弧を描いて宙を舞い、ボタボタと重たそうに落ちていく。
しかしそれは普段の射精とは、まるで別物だった。

「んぐっ!?・・・ぐぅっ、があああぁぁぁぁっ!?」

通常より明らかに粘性の高い、まるでゼリーのような精液がドロドロと
陰茎内を通過する度に意識が飛びそうになる程の快感を与える。

しかもそれは普段とは比べ物にならない程の量と時間、放出し続けた。

・・・・・・

実際には一分以上続いた射精が終わった。

全身が痺れるような、これまでに味わった事がないほどの快感から
醒めた彼は、目の前のアルミ皿に溢れんばかりに溜まり
その周囲にも大量に撒き散らされた自分の精液の、その量に愕然とした。

それが明らかに、”ドクター”によって何らかの肉体改造が施された
結果だという事はわかったが、組織によって改変させられた体は
そんな思考などお構い無しに、彼に新たな欲求を起こさせていた。

それは事もあろうに、目の前に放出された精液に対しての
『食欲』であった・・・。


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