アンバーマンの前に戦闘員を従えた白衣の男が現れた。

男が合図をするとアンバーマンの拘束は解かれ、不意に自由を取り戻した
その体はヨロヨロと膝から崩れ、自分が作った水溜りに膝をついた。

???「ククク・・・子供の模範となるべきヒーローがお漏らしとは。
    まったく情けないな・・・」

アンバーマン「くっ・・・」

敵前で下半身を精液と小便で濡れ汚し、跪く姿は彼にとって
屈辱に他ならなかったが、立ち上がる力すら戻らない彼には
どうする事も出来なかった。

力なく小便の水溜りに膝をつき、只睨む事しかできない
惨めなヒーローの敵愾心など、まるで意に介す事無く
白衣の男が口を開いた。

???「私は君を担当したドクターだ。ドクターといっても
     取り扱うのは医療に限らないが・・・」

アンバーマン「・・・・・・」

ドクター「たとえばそう・・・、君をヒーローたらしめたその強化スーツの
     筋力増強能力は我らが解析し、既にその機能を反転させた。
     君にはもはや常人並の力も出す事は出来ないだろう」

アンバーマン「バカなっ!?最新科学技術の粋を結集して作られた
        このスーツが貴様らのようなテロ組織に、そう簡単に
        解析できるものか!」

ドクター「人道や様々な制約の多い表社会の技術力と、我々の技術水準を
     一緒にしてもらっては困る。我々は人類発展の先駆者なのだ。
     ・・・君にはすぐに我らの力を身をもって知ってもらう事になるだろう」

そういうとドクターは哀れみを込めた一笑と戦闘員を残し、退室していった。


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