まだ心の片隅には、その行動を制しようとする理性は残されていた。
しかし、これまでの恥辱や今の身の上を考えれば、もはやそれが
無意味である事は明白だった。
皿の中の精液を、概ね舐め取り終わると今度は戦闘員に向き直って
「精液を飲ませてください」と懇願した。
いざ目の前で戦闘員が肉棒を晒すと、アンバーマンは本能的に顔を近づけ
まるで母親の乳房を求める赤子のようにあっさりと吸いついてしまう。
じゅぷ・・・ぐじゅっ、じゅぷっ・・・
同性であるが故か、精液を欲するように改造された体のなせる業か。
他人の陰茎を口に含んだ事などないアンバーマンだったが、
多量の唾液を絡ませ、舌と唇を巧みに使い、まるで娼婦のように
戦闘員の陰茎に奉仕する。
戦闘員A「へへへ・・・。あのドクター、いったいどういう脳みそしてんだ?
良くこんな悪趣味な事思いつくもんだ」
戦闘員B「食料の少ない環境下で生存率を高めるって、一応それなりに
実用性のある実験らしいぜ?
生命の元になるだけあって、エネルギーへの効率的な変換方法が
見つかったんだとか・・・まぁ、まだこんな調子だけどな」
頭の上で交わされる会話は、アンバーマン自身の事に他ならなかったが
ほとんど彼の耳にとまる事はなかった。
改造を施され、もはや人間とも言い難い痴態を晒すのみとなった
かつてのヒーローは、いまや、ただ口に含んだ陰茎に心地よい刺激を与え
いかに大量に射精してもらうかにのみ専心する、惨めな生き物と化していた・・・。
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