股間部の不快感とそこから仄かに立ち上る異臭が、敵の手によって
弄ばれ射精させられたという恥辱の記憶を呼び起こし、
しばらく彼自身を苛んでいた。
しかしアンバーマンには、再び彼を貶める新たな危機が急速に迫っていた。
「だっ、誰かいないのかっ!?こ、これを外せ!くそっ・・・」
体を揺すり生じた拘束具のかすかな金属音と、焦りで荒げた声だけが
室内に空虚に響く。
アンバーマンの体はひたすら何かに耐えるように小刻みに震え、その声は
段々と弱々しくなっていく。
「ち、ちくしょう・・・頼む・・・だれか、誰か、来てくれ・・・」
最後の言葉は半分涙声で、あたかも懇願や祈りの様であった。
だが無情にもその願いが聞き届けられる事は無かった。
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